β2=2000以上などと特定のベータ値のみを抽出して高性能を謳うフィルターがございます。
しかしフィルターの性能は
特定の粒子径だけの除去率が良くても意味がありません。
現実的に汚れている液体を濾過した場合、すぐに目詰まりしてしまいます。
潤滑油中のコンタミは2μmの粒子だけではありません。
重要なのは0.1μm以上の粒子すべてです。
ミラクルボーイの標準エレメントは、2μmレベルの微細な粒子はもちろん、一般的な0.1〜100μm以上の粒子も高レベル・大容量に除去可能です。
普通の使い方では標準エレメント1種類のみで粒子・水分・酸化生成物も除去します。
ミラクルボーイの標準エレメントはデプスタイプのラジアル・スルー方式 + 表面濾過のアキシャルフロー方式を、組み合わせたフィルターです。
それぞれの特徴を生かして高性能と長寿命を実現しております。
下のグラフは製紙工場で高粘度の軸受け潤滑油の長期試験データです。
年1回のエレメント交換で20年以上オイル無交換を実現しています。
ミラクルボーイ濾過装置は高精度長寿命!
その特徴が評価され、
LNG運搬船のタービン潤滑油用濾過装置として正式採用されております。
ミラクルボーイのエレメントを定期的に交換するだけで潤滑油の劣化は無く、船の寿命まで(最低でも25年以上)オイルの交換は不要になりました。
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β値は主に膜式濾過の性能比較に用いられる方法です。
P社やH社などがβ値による性能比較を行っているのは、膜や網を使った濾過方式によるものです。
β値は濾過器の1次側と2次側の粒子数の差で算出します。
β値は目を細かくすれば容易に高く出来ます。
しかし、細かくすると目詰まりを起こしやすくなり、実用的ではないフィルターになります。
β値が高いだけのフィルターは頻繁に交換が必要になり、多大なコストと手間が掛かります。
ミラクルボーイは大容量/長寿命/高精度によりシステム全体を高い清浄度に保ちます。
同時に酸化物も除去し、粘度も維持し、水分もppm管理が出来るのがミラクルボーイです。
ミラクルボーイはβ値による性能表記はしておりません。
比較が必要な場合は下記数値をご使用下さい。
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ミラクルボーイ標準エレメント GE-21-SHGの場合
・マルチパステスト : β5≧526
・NAS(National Aerospace Standard 1638) : 3級
(実用範囲の最高精度)
・ISO4406/JIS B9933での実績 : 15/13/10
(米国発電所タービンオイルタンク内のデータ)
・Military Specification : A class
(United States Defense Standard)
・0.8マイクロメートル以上すべての粒子の質量法濾過率 → 98.2%
・5〜100マイクロメートルすべての粒子の計数法濾過率 → 99.9%
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